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私が変わった3年間 [生徒]

今回の記事は3年前にチャレンジ高校に不合格になり、毎日通う通信制高校に進学したUちゃん(「2010年度チャレンジ高校受験を振り帰って(2)」)が、これから家庭塾に通ってくる生徒や、現在自分に自信がもてずに悩んでいる人への励ましも込めて、家庭塾に記事を寄せてくれたものです。
Uちゃんはこの春に高校を卒業し、4月から調理師をめざして専門学校に入学します。

Uちゃんは生きづらさや学ぶことに困難を感じていたディスレクシアの女の子でしたが、この3年間で見事に変身していました。
チャレンジ高校の合格を目指してアンの家庭塾に通って来て、たとえ不合格になっても、本人が精一杯努力した結果であれば、必ず道は開けるし、縁あって入学した高校が本人に一番合った高校だと、アンは常々思っているのですが、Uちゃんはまさにそのことを証明してくれました。



私が変わった3年間

高校に入学する前の私は自分にとても自信がない子でした。

私の姉と兄が自分たちのストレスを末っ子の私にぶつけていたことが中学までありました。その時に私の意見は言っても全部否定されていました。怒られるのが怖かった私は、姉・兄・母に言われたことだけを聞くだけで自分で物事を考えない、自分の意志を失くした子になっていました。

嫌いなものから逃げて、楽しい事は大好き。自分がやられて嫌な事は人にしないという本能に刻まれたまま生活していたのです。

そんな私は、受験する学校の為、秋にanさんの塾に通うことになりました。

anさんの元で勉強をしていくうちに、私は「自分で考える」という力をほんの少しずつ取り戻していきました。そして、高校が決まる前にanさんは私の気持ちを代わりに母に伝えてくれました。そのことがあってから私は母と面と向かって話せるようになり、自分の中で自信が芽生えてきた状態で、高校の入学式を迎えました。

私はここで変わろうと決意を持ちました。その決意というのは「自分らしくなろう」ということ。そこで、入ってすぐ初めに部活に入ることにしました。軽音楽部に入った結果、バンド内の問題で、数ヶ月しか経っていないのに退部してしまいましたが、友達が2人できました。そのうちの一人、Y君は私にとってとても大きな存在になりました。

Y君は大人しくて、とても優しい、笑顔がとても可愛い男の子でした。3年間ずっと同じクラスで、いつもあまり喋らずただ隣で笑っていてくれました。私にとってそれは3年間大きな支えとなりました。それが、高校の中で一番大切な出会いでした。

Y君をはじめとして、たくさんの人と仲良くなりました。私はゲームが好きで、特にカードゲームがその頃とても大好きでした。近くの席の男の子もカードゲームが好きということがわかり、その子に話をかけて仲良くなり、教室で一緒にカードゲームをしました。それを見て興味を持った男の子たちが周りに集まって来て、そこで数人の男の子と仲良くなりました。その人たちも3年間一緒のクラスで、皆でゲームの話をしたり、ふざけたことをして笑いあったりして楽しい高校生活を送りました。

私は女の子が苦手でしたが、7人くらいの女の子とも仲良くなりました。一人一人深い悩みを抱えていましたが、皆素直で友達思いの子たちでした。
そうして仲良しをどんどん作っている間に本能でやっていたことが凄いことだったこともありました。私は人の笑顔を見るのがとても大好きですが、その思いで人を救ったようなことをしたことが数回知らないうちにやっていました。

1年生の頃の話です。友達ができず、一人でぽつんと過ごしてた人たちも私のクラスにはたくさんいました。どうしても私は「本当に笑ってるところが見たい!!」という思いがあって、一人になってる子と一緒に笑いたいと思い、自然と声をかける習性がありました。そして一人でいる子たちとも仲良くなったりしました。

ある日、その内の一人のT君が学校に来なくなりました。「最近T君来ない、どうしたんだろう。」と心配になった私はT君の自宅に電話をかけ、「最近学校来ないから心配になっちゃって。大丈夫?具合悪くなったの?早く元気になってね!」と話すと、T君は「大丈夫だよ、ありがとう!」と言ってすぐ切りました。その翌日、彼は電話した前にいた時よりも生き生きとして元気よく学校に通うようになりました。その日のうちに担任の先生に呼び出されました。先生は私に「彼に電話をありがとう」と言いました。何故T君に電話したことを先生は知っているんだろうとびっくりし、事情を聞きました。「クラスの子に悪口を言われて来なくなった。そこにUさんが心配して電話をしてくれたおかげでT君は学校に来てくれたんだ。T君の両親に私はそのことを聞いて、二人に“Uさんに有難うと言ってください”って言われたんだ。私からもお礼を言うよ。本当にありがとう」と先生は言いました。

私は自分の行動で他の子が元気を取り戻してくれたということを聞いて、本来の自分の「ちから」に驚きました。それからもずっと私は自分のやりたいようにやっていくうちに、この3年間は私の周りにはたくさんの笑顔が満ち溢れていて、幸せな時間を過ごせました。

私は1年の時に、「自分の将来の道を自分で決めよう」と考え、3年になるまでに自分の進みたい分野を探しました。3年になって、私は調理師の免許を取って、人が自然と幸せな気分になってしまうおいしい物を作ろうと思い、調理師の専門学校に入ることを決めました。3年になってから、苦手でも一生懸命に勉強して、無事推薦で合格しました。

高校を入学してから3年間が経ちました。最初の時とは驚くほどに自分は変わり、今では卒業式に校歌の指揮者をしつつ歌って、卒業生の歌で伴奏を自分からやると言える程、自信を持ちました。

今、卒業した私はこう思います。

あの学校で良かった。あの仲間たちに出会えてよかった。
これからの仲間とも出会いたい。たくさんの本当の笑顔を見たい。

自分はやればできる。だからこれからも自信を持って、自分の道を歩んで行こう。

私の道は、私が作るものだから。

今の私は自分の成長を感じることがとても楽しくて大好きです。

もしも、自信が持てない人がいたとしたら、これは覚えていてください。

“人は皆変われるんです”

それは難しいことだろうけど、山を乗り越えなくては成長はできません。自分から変わろうと思ってください。

私は一人の力で変われたわけではありません。周りに大切な人たちがいたからです。私を支えてくれた両親がいたからです。今の私ができたのは兄と姉がいてくれたからです。皆がいたから、私がいるんです。

それに、自分が変わるだけで周りの人も知らないうちに変わるんですよ。

これを読んだ貴方も変わったりしてるんですよ。

自分のことを大切に思ってください。どんな人でも、自分に刺激をくれた人に感謝を忘れないでください。

その身体は、貴方のものでもあって、親からだけではなく、周りの人から貰ったものです。私は忘れません。この感謝の気持ちを。

最後に、もしかしたらこの一言だけで自分が変わる、周りの人が変わる、合言葉を添えておきます。“「ごめんなさい」より、「ありがとう」。”

皆、「ごめんなさい」と言われるよりも「ありがとう」と言われる方が誰だって嬉しいのです!


これを読む貴方も、その一言をつぶやきでもいいから、言ってみてください!
何かが変わったことが、感じるはずです。

ぜひ、言ってみてくださいね!!


<Uちゃんの言葉>

アンにとっては何よりもうれしい上記のステキなプレゼントをもって、成長した姿を見せに家庭塾に現れたUちゃんからは、いくつもの印象に残る言葉を聞くことができました。


中学までは勉強は大嫌いで、嫌だ、嫌だで拒否反応があった。頭に入れたくもなかった。だけど、高校に入ったら、そこにいるだけで支えてくれる面倒見のよい先生方と仲間たちがいて、自分が変わっていけた。
あんなに嫌いだった勉強も、調理師の専門学校に推薦で入りたいと思って頑張ったら、数学は100点、国語も90点取れた。自分でも頑張ったとしかいいようがない。


あれほど記憶が苦手だったのに、やる気になったら覚えられるようになった、学習障害も直ったと思う。(Uちゃんの言葉から、自分の気持ち次第で脳も変わるということが、アンには信じられる気がしました。)

アンの家庭塾に対しては、「子どもに変わってほしいと思うからこの塾に入れる。子どもも自分が変わりたいから、高校に合格したいと思うからここに来る。自分探しをして自分が変わり、自分を受け入れて、少し自信がもてるようになる。」






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