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エンカレッジスクール 都立蒲田高校の学校見学会 [受験・進路]

蒲田高校  ホームページ http://www.kamata-h.metro.tokyo.jp


8月3日、蒲田高校の学校見学会に行って来ました。これまでエンカレッジスクールの存在は知っていたものの、チャレンジ高校とエンカレッジスクールの違いを明確には把握していなかったために、実際に足を運んで確かめたいと思ったからです。
また、チャレンジ高校に不合格になり、エンカレッジスクールに通うことになった生徒から、エンカレッジスクールの方が自分には合っていた、指定校推薦でこの秋にも大学進学が決まるという話を聞き、さらに気持ちが動いたのもその理由です。

ここ最近は私立の通信制高校を中心に見学してきたせいか、平成24年にリニューアルされたという蒲田高校の5階建ての校舎、柔道場や剣道場を備えた体育館、グランド、テニスコート、屋上プール、トレーニング室、さらには菜園まである学校の広さや施設の充実ぶりに、全日制の普通科の高校のイメージが重なりました。
蒲田高校の先生方もごく普通の公立高校の先生という感じでしたが、ピシッとしていて活気もあり、熱心な印象を受けました。
学校見学会に参加した生徒と父兄は、60名~70名程度だったと思いますが、父兄より生徒の数の方が多く、生徒たちはまじめで大人しい感じがしました。
夏休み中の、部活に参加している在校生も見学に来ていた中学生と同じような感じで、ごく自然に挨拶してくれて好感が持てました。

今回のブログは、蒲田高校のホームページに載っている内容にも多少は触れますが、個人面談でアンが質問し、先生に説明していただいた内容を中心に書いていきたいと思います。

・チャレンジ高校とエンカレッジスクールの違いは何ですか?

チャレンジ高校」は主に不登校の生徒を対象にしていますが、「エンカレッジスクール」は、勉強が苦手で、高校で学び直して学力を確実に身につけたい生徒を対象にしています。

・都立高校でも私立の高校でも今は、中学校の成績がオール3以下だと、入れる高校がないという話を聞きますが、その点はどうでしょうか。

オール3を取っていれば推薦の基準に達しています。2が少しあっても大丈夫です。

・不登校の生徒は内申点がないので、合格は難しいですか。

内申がなくても、面接、作文、実技検査で点を取れば合格出来ます。ただ、本校はチャレンジスクールとは異なり、朝8時30分から午後3時過ぎまで、中学と同じ6時間の授業がある全日制の高校なので、合格しても来られなくなる生徒も中にはいます。
不登校だった生徒の割合はおよそ2割程度です。

・入学試験の内容を教えてください。

人物本位の入学試験を行っています。調査書、面接(自己PRを含む)、小論文(課題文を読み、50分で500字程度書く)、実技検査(10分程度の講話を聞き、その内容について自分の考えを述べる)の総合得点で合格を決めます。面接重視で、見た目も大切です。

・科目試験がなくても、試験内容としては難しい気がするのですが、いかがですか。

志願理由などを書く「自己PRカード」は、生徒だけで書くのは難しいので、学校の先生、または保護者などに見てもらうといいです。また、作文についても、試験までに、予想出来るパターンについて練習を重ね、書けるようにしておくとよいです。

・1月の推薦入試、2月の前期募集、3月の後期募集と、試験は3回ありますが、3回とも受けられますか。

はい。受験チャンスは3回あります。ただ、後期試験は倍率が高くなるので、心して臨む必要があります。

・高校入学後の学習はどのように進めているのですか。

中学の復習から始めます。高校の勉強は基礎、基本を中心に、教科書も一番やさしい教科書を使って学習します。
1年生は1時間目、2時間目に数・国・英の30分授業を毎日行い、反復学習で学力をつけていきます。
また、8時30分~8時40分まで朝学習を行い、基礎、基本の定着を図るとともに、学習習慣や生活習慣をつけていきます。
中間、期末テストは実施せずに、学期当初や2か月ごとに確認テストを行い、学力の定着を図るとともに、提出物や日々の授業の取り組みも成績に反映されます。

・進路指導はどのように行っていますか。

充実した指定校推薦のある進学指導とハローワークと連携した就職指導により、進学・就職ともに希望者全員の合格・内定を実現しています。28年度実績は大学21%、短大2%、専門学校28%、就職37%でした。

※勉強以外でも、部活動、地域ボランティア・農業実習などを含む体験授業、宿泊体験研修、学校祭などさまざまな活動が行われている。


アンの感想;

学校見学会の冒頭で、校長先生が高校で学び直して、学力を身につけたい生徒が通って来る高校と言われていたように、これまで勉強が苦手だった生徒が進学する高校としては、最適な学校だと思いました。
この学校で学習しているうちに、わからないところがわかるようになってやる気や自信がつき、中学の時には思ってもみなかったよい成績を取って、指定校推薦で大学に進学する生徒がいる、というのも頷ける話です。
それは、生徒の能力ややる気を考慮せずに、ただやみくもに難しい勉強を強いるのではなく、毎日の朝学習や、1年次の毎日やる30分間の数・国・英の繰り返しの学習、学力の定着を図るために行う確認テストなどが有効に働いていると思ったからです。
上記に書いた、家庭塾に通って来ていた生徒も、とてもまじめな生徒だったので、チャレンジ高校に不合格になって、その時は落ち込みながらも、エンカレッジスクールに入学してから頑張り続けたので、指定校推薦の資格が得られたのだと思います(今年のお正月、各教科のすばらしい成績を記した年賀状を受け取っています)

アンが家庭塾を始める前の家庭教師時代は、不登校ではなく、勉強が極端に苦手な生徒(5教科のテストの合計が百点未満)を見ていたのですが、このタイプの生徒に勉強が出来るようになってもらうためには、毎日の繰り返しの学習がぜひとも必要でした(週に一度の指導では小さな成果しか出せませんでしたが、やる気や学習習慣だけはついたと思います)。

ただ、これを生徒だけでやるとなるとほぼ無理な話なのですが(能力よりやる気の問題が大きいです)、その部分を蒲田高校はサポートしてくれるのですから、心強いです。生徒に自信をつけさせ、生徒それぞれの進路実現を支援する先生方の努力と、生徒の学習や生活への日々の積み重の相乗効果は期待ます。

また、最近は進学実績だけを重視する高校が多い中で、進学だけにこだわらずに就職希望の生徒や、進学希望でも家庭の事情でそれが叶わない生徒への、きめ細かな対応がなされていることも共感できました。

最後に、服装、頭髪などの生活指導やマナーなどは厳しいとのことでしたので、自由を求める生徒や、やる気のない生徒には向かないと思いました。

また、夏休み中は高校受験の大事な時期なので、蒲田高校でも受験対策のサポートをしているといいます。
アンの記事には、不確かな面、またアン独自の意見も入っているので、興味を持たれたら夏休み中に学校見学をお勧めします。8月は10日、17日、24日の午前10時から12時までで、事前の予約が必要です。


※蒲田高校の他に、エンレッジスクールは足立東高校、練馬工業高校、秋留台高校、東村山高校があります。


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